マネー情報誌『あるじゃん』が震災後の行動とお金に関するアンケートを実施〜SNS・ブログ利用者は「インターネット募金」「物資提供」に積極的〜〜ふだんから「貯めている人」ほど率先して被災地支援に取り組む傾向に〜

2011年05月23日
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報道関係各位

株式会社オールアバウト

マネー情報誌『あるじゃん』を発行する株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:江幡哲也)は、総合情報サイト「All About」ユーザ470名を対象に2011年3月11日の「東北地方太平洋沖地震」後における被災地支援行動および、日常のお金の管理方法について調査する「震災後の行動とお金に関するアンケート」を実施いたしました。

■総括

・震災後、8割が「募金活動をした」。1人あたりの平均募金総額は11,612円。
・ポイントを利用した募金は、20代〜50代まで幅広い年齢層に浸透。
・「家計簿をつけている人」、「先取り貯蓄をしている人」などお金の意識が高い人は平均募金額が高く、被災地支援にも積極的。
・SNS・ブログ利用者は非利用者よりも「インターネット経由での募金」、「物資の提供・寄付」の比率が高い。

■調査結果のポイント

1) 「震災後、募金活動をした」約8割
震災のあと、被災地支援のために行ったことはあるか尋ねたところ、何か行動をした人は9割を超えました。具体的な行動内容は「募金」が83%で最も多く、次いで「節電」(68%)、「買いだめや買占めをしないようにした」(58%)となりました。震災後、募金をはじめ多くの人が、被災地支援につながる行動をとったことがうかがえます。

2) 平均募金額、1人あたりの総額は11,612円
募金額について尋ねたところ、男性の平均募金額は10,705円、女性は12,442円と女性の平均額が男性を上回りました。また、「家計簿をつけている」人は「つけていない」人より平均募金額が高く、給料から先に貯蓄するお金を取り分けて貯める「先取り貯蓄をしている」人は、「生活費やこづかいの残りを貯めている」人より平均募金額が高くなりました。お金に対して意識の高い人は、募金額も高い傾向があるようです。

3) 募金方法「ポイントを利用」34%、幅広い年代でのポイント普及が募金を後押し
どのような方法で募金をしたか尋ねたところ、「店頭・街頭」が最も多く37%、次に企業が発行している「ポイントを利用して」が34%となりました。年代別にポイント利用の割合を見ても、利用率が最も高い40〜44歳が45%、最も低い50歳以上でも29%となり、幅広い年齢層にポイントでの募金が浸透していることが分かりました。

4) SNS・ブログ利用者、インターネットを募金に活用、物資提供も積極的
募金方法について、「企業サイト経由の募金や寄付つき商品を購入した」人の割合を見ると、SNS・ブログを利用している人が25%に対して、SNS・ブログを利用していない人が15%と、SNS・ブログ利用者は非利用者よりもインターネット経由で募金していることがうかがえます。また、震災後、被災地支援のために行ったことについて、「物資提供・寄付」をした人の割合を見ると、非利用者が12%に対して、ブログ利用者(25%)、Twitter利用者(22%)、mixi利用者(19%)、Facebook利用者(17%)と、SNS・ブログ利用者は非利用者よりも、物資の提供や寄付を行う傾向が高いことが分かりました。

5) 「家計簿をつけている人」約3割が計画的に募金を捻出
募金のお金はどこから捻出したか尋ねたところ、ふだん家計簿をつけている人は「貯金にまわそうと思っていたお金」が19%で最も多く、次いで「貯金していたお金」が14%となっています。一方、家計簿をつけていない人は「こづかい」から捻出した人が48%と、約半数が貯蓄以外のお金から募金していたことが分かりました。ふだんからお金の管理をしている人は、募金のお金も計画的に捻出している傾向が見受けられました。

6) 「先取り貯蓄派」、被災地支援の行動に積極的
給料から先に貯蓄するお金を取り分けて貯める「先取り貯蓄をしている」人は、「先取り貯蓄をしていない」人よりも、被災地支援のための行動をしている割合が高い結果となりました。「募金」だけでなく、「節電」や「買い控え・消費控えをしない」など、被災地支援行動のほとんどの項目において、「先取り貯蓄をしていない」人のポイントを超える結果となっています。お金の貯蓄意欲が高い人ほど、被災地支援に積極的に行動している傾向があるようです。

■あるじゃん編集長 飯塚真由美のコメント
調査では8割以上の人が募金を行っており、その平均額は11,000円超。募金の方法としてはポイントが広く使われていました。手軽にできる方法が広がったことが募金を身近なものにしたようです。なおSNSやブログ利用者では4割以上がポイントを利用して募金しているほか、企業サイト経由の募金や寄付も非利用者より高い比率となっています。また、ふだんから計画的に貯蓄している人や、家計簿をつけているといった習慣のある人ほど平均募金額や支援のアクション率が高い傾向が見られます。支援したい、チカラになりたいといった気持ちは同じでも、イザというときに対応する準備ができているかどうかで差が出たものと考えられます。

■あるじゃんについて http://argent-net.jp
株式会社オールアバウトが発行するマネー情報誌『あるじゃん』は、「お金のチカラは一生モノ!」を媒体コンセプトとした、幅広い読者に向けてお金情報をお届けする情報誌。「お金をもっと貯めたい、増やしたい」「イザというときや老後の不安に備えたい」といった、何かしらのお金に関する興味や悩みを持っている金融初心者に対し、気づきから理解・行動までを支援します。あるじゃん7月号(5月21日発売)では、『イザに備えるみんなのお金の知恵 大募集!』と称してコンテストを開催。今回の震災後にはじめた「お金の知恵」、以前からやっていたことで今回とても役に立った「お金の知恵」を幅広く募集し、大賞には賞金10万円が贈られます。コンテスト結果はあるじゃん10月号にて発表。

■調査概要

・調査期間 2011年4月22日〜5月8日
・調査対象 総合情報サイト「All About」ユーザ
・回収件数 470件(男性47.7%、女性52.3%)
・調査方法 インターネット
調査結果につきましては、PDFをご覧ください。

本件に関するお問い合わせ先:
株式会社オールアバウト広報担当:柏原・八鍬
TEL:03-6362-1309 FAX:03-6696-4144 E-mail:pr@staff.allabout.co.jp