【生活トレンド研究所レポート2014 vol.12】
「インターネットでの買い物」に関する調査を実施
ネットショッピング、全体で9割以上が利用経験あり
ヘビーユーザーは節約志向が高い30代男性
消費増税の影響は全体の約8割が「特に無し」と回答

2014年08月29日
  • プレスリリース配信登録

株式会社オールアバウト

 

株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:江幡哲也)が運営する「生活トレンド研究所」は、2014年第12弾のレポートとして「ネットショッピング・ネットオークション・ネットフリマの利用実態」に関するアンケート調査を実施しました。
今日、スマートフォンやタブレットの普及と共にインターネット上での買い物はますます身近なものとなりました。今年4月の消費増税後、個人間取引のため消費税がかからないという理由で「ネットオークション」が話題になり、さらにはより手軽に利用できる「ネットフリマ」アプリも登場しています。そこで、「生活トレンド研究所」では、インターネットでの買い物に詳しい専門家監修のもと、各サービスの利用実態・利用意向について調査しました。調査期間は2014年8月5日(火)~2014年8月9日(土)、首都圏(1都3県)在住の20~69歳男女1,115名から有効回答を得ました。

【調査サマリー】
1)ネットショッピングを最も頻繁に利用しているのは30代男性、
理由は節約志向の高さ。また、ラインナップの幅広さと価格帯に魅力?

<専門家(「通販・ネットショッピングの活用法」ガイド:遠藤 奈美子氏)コメント>
「30~40代の男性の利用率が高いのは、趣味用品などをネットで買う人が特にこの年代の男性に多いためだと考えられます。また、男性向けのファッションアイテムは、女性向けと比較してリアル店舗では取り扱い点数や種類が少ない、価格帯も比較的高額であるため、男性の方がネットでのバリエーションの豊富さに魅力を感じやすいのではないでしょうか。」

2)消費増税、各サービスの利用への影響は全体の約8割が「特に無し」と回答
20代・30代はわずかに影響あり

<専門家(「通販・ネットショッピングの活用法」ガイド:遠藤 奈美子氏)コメント>
「利用頻度が増税後に減少した30代は、結婚や出産、マイホームの購入など大きな出費が多い年代のため、増税に対して敏感に反応していると考えられます」

<専門家(「オークション」ガイド:川崎 さちえ氏)コメント>
「20代に『増税後に利用を始めた』と回答した割合が多いのは、消費増税に関する報道を多く目にし、節約意識が高まったと考えられます。20代は他の年代よりも給料が少なく、節約のひとつの方法としてオークションやネットフリマの利用を始めたと考えられます。」

3) 各サービスが最も利用されているのは平日夕食後~就寝前、休日の夜/PC利用が主流

4)ネットで最も購入されているのは「書籍/CD/DVD」 「PC周辺機器」/ 男女で購入アイテムに差

<専門家(「通販・ネットショッピングの活用法」ガイド:遠藤 奈美子氏)コメント>
「PC周辺機器」は種類が豊富であるためスペックを比較したり、自身が所有するIT機器に適応しているかを調べながら購入できるなど、ネットでの購入が便利だと言えます。
<専門家(「オークション」ガイド:川崎 さちえ氏)コメント>
オークションではパソコンなどのIT機器は、ジャンク品(壊れてしまったもの)でも取引がされていることも理由のひとつだと考えられます。

5)中古品の利用に抵抗がある人半数、年代が上がるにつれて上昇

<専門家(「オークション」ガイド:川崎 さちえ氏)コメント>
「「物がない時代」を生きた経験を持つ60代は、「一生物」神話のようなものが存在しているのではないでしょうか。この年代は中古品というカテゴリが登場する前、つまり新品しかなかった時代から消費活動を行っているためより中古品の利用に抵抗があると考えられます」

調査結果につきましてはPDFをご覧ください。
PDFファイルで表示

 

■調査監修者プロフィール
「通販・ネットショッピングの活用法」ガイド
遠藤 奈美子(えんどう なみこ)
ECアナリスト/ネット通販コンシェルジュ。ネットショップの運営に携わり、自身でも日常生活のほぼ全ての買い物をオンラインで行っていることから、ユーザー目線かつ運営者としての厳しい視点で情報を発信。

■調査監修者プロフィール
「ネットオークション」 ガイド 
川崎 さちえ(かわさき さちえ)
ネットオークション歴10年。
2004年より、育児中心のセミリタイヤ生活を送りながら、夫婦でヤフーオークション、株式投資で生計を立てている。
経験に基づいた実践型のオークションの魅力を発信。

■調査概要(調査方法:インターネット調査)
・調査期間 :2014年8月5日(火)~2014年8月9日(土)
・調査対象 :首都圏(東京、埼玉、神奈川、千葉)の20~69歳男女
・割付 :
男性:20代・60代男性 113名、30代男性 112名、40代・50代男性 111名
女性:20代・30代・40代・50代・60代女性 111名

 
「生活トレンド研究所」について
 「生活者のトレンドと未来をひも解くマーケティング・チャネル」であることをミッションに掲げ、総合情報サイト「All About」で活躍する住宅、マネー、健康、グルメ、一般消費財等、様々な領域における専門家(=ガイド)が研究員となって、企業と生活者がより良い関係性を構築するための調査、市場分析を行なっていきます。その分野における高い専門性はもちろんのこと、生活者・実務家としての考えや想いも兼ね備えた「All Aboutガイド」ならではの分析・考察を重ねることで、表面的な定量データでは捉えられない新たな潮流や課題を浮き彫りにしていきます。

 

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先:
株式会社オールアバウト PR担当:大竹・大貫
TEL:03-6362-1359  FAX:03-6682-4229 E-mail: pr@staff.allabout.co.jp

《引用・転載時のクレジット表記のお願い》
本リリースの引用・転載の際は、必ず「生活トレンド研究所の調査」である
旨を示すクレジットを明記していただけますようお願い申しあげます。