オールアバウトとブルーカレント、インフルエンサー・マーケティング事業を共同展開第一弾は「長く暮らせる家づくり」をテーマに旭化成ホームズに提供

2006年10月17日
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報道関係各位

株式会社オールアバウト
ブルーカレント・ジャパン株式会社

株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:江幡 哲也、JASDAQ・コード2454、以下「オールアバウト」)と、ブルーカレント・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:本田 哲也、以下「ブルーカレント」)は、次世代のマーケティング手法である「インフルエンサー・マーケティング」事業の共同展開を開始します。

「インフルエンサー」とは、「消費者に影響を与える存在」の意味で、特定領域に詳しい専門家や、インターネット上で強い影響力を持つ個人がこれにあたります。こうしたインフルエンサーを活用して商品情報を発信したり、消費者の間にクチコミを促す手法は「インフルエンサー・マーケティング」と呼ばれ、テレビCMなどのマス広告に替わるマーケティング手法として注目されています。米国のクチコミ調査会社Intelliseekによると、90%近くが他の消費者からの推奨を信頼するのに対しTVCMは50%以下であり、消費者は第三者の意見を強く信頼するという調査結果も出ています。

インフルエンサー・マーケティング専門会社でP&GなどのPRで知られるブルーカレントと、約430名の専門家(=ガイド)が中立的な情報を提供する総合情報サイト「All About」を運営するオールアバウトは、両社のサービスに「中立的な第三者を通じた、消費者が信頼できる情報を発信する」という共通の特性を持っています。主にインターネット上の展開を得意とするオールアバウトと、マスメディア向けのPRなどリアルでの展開を得意とするブルーカレントのノウハウを組み合わせることで、新たなクロスメディアの展開を実現し、これにより、オールアバウトは広告商品の商品力の強化を、ブルーカレントはノウハウを生かしたビジネス機会を拡大いたします。また、クライアントに対しては、より総合的なサービスを提供することが可能になります。

共同展開として、まず新サービスの販売を開始します。新サービスは、「All About」のサイト構築経験と場の価値を活かした広告商品「All Aboutスポンサードサイト」にPR活動を融合させたサービスで、オールアバウトがサイトの構築と運営、ブルーカレントがマスメディアへのPRを担います。具体的には、顧客企業のマーケティングテーマに合致したガイドが関連記事を書くサイトを「All About」内に開設するとともに、ガイドのマスメディアへの登場を促したり、セミナー講演など活動を合わせて展開することで、総合的なマーケティング支援を行います。第一弾として旭化成ホームズへの提供が決定しており、同社が推進する「長く暮らせる家づくり」の啓発活動が、住まいの専門家であるインフルエンサーを軸に展開されます。

新サービスは、国内外にまたがる両社のチャンネルを生かし共同で営業展開するとともに、大手広告代理店などにも広く案内し拡販してまいります。また、将来的にはインフルエンサー・マーケティングの新サービスの共同開発も行っていく予定です。オールアバウトとブルーカレントは、今回の共同展開により、これまでに蓄積したノウハウをさらに生かし、より効果的なマーケティングサービスを顧客企業へ提供すると同時に、専門性を持った個人の活躍を支援してまいります。

ブルーカレントについて
世界最大のメガ・エージェンシーグループであるオムニコムグループ・インク傘下のマーケティングPR専門会社。「BlueCurrent」のブランドで、本年8月より、米国、欧州、アジアなど世界の主要都市に相次いで拠点の設立を計画しており、その世界展開の第一弾として、日本法人である「ブルーカレント・ジャパン」を東京に設立、8月より営業を開始しています。新会社は、次世代のマーケティングPR手法である「インフルエンサー・マーケティング」の専門会社として、1)PR戦略の立案、2)メディアリレーションズ、3)インフルエンサーマネジメントを主なサービス領域としています。

インフルエンサー・マーケティングについて
「インフルエンサー・マーケティング」とは、ターゲット消費者の行動に影響を与えるメディア、オピニオンリーダー、専門家などの第三者=「インフルエンサー」を戦略的に活用するマーケティング手法です。今後、WEB2.0と呼ばれるメディア環境の変化を受けて、情報発信力を身につけたさまざまな領域の専門家など、「個人のインフルエンサー」の影響力が広がることが予想されます。こうした「インフルエンサー大量発生時代」において、従来からのマスメディアを通じたPRに加え、「企業メッセージやマーケティング活動」と「インフルエンサーの主張や専門性」をマッチングさせていくインフルエンサー・マーケティングのノウハウが注目されています。