デジタルコンテンツ特化型マーケットプレイス「DLmarket」にて
日本将棋連盟所蔵の手書き棋譜の販売を開始
~竜王戦/名人戦/王将戦など昭和から近年までの名勝負100局を厳選~

2017年03月01日
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ディー・エル・マーケット株式会社

株式会社オールアバウトの子会社であるディー・エル・マーケット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:江幡哲也、以下 ディー・エル・マーケット)は、運営するデジタルコンテンツに特化したダウンロード販売専門のマーケットプレイス「DLmarket」において、公益社団法人日本将棋連盟(本部:東京都渋谷区、会長:佐藤康光九段、以下 日本将棋連盟)所蔵の手書き棋譜(※)の販売を開始いたします。手書き棋譜の販売は、日本将棋連盟にとっても初めての試みとなります。
※対局者が行った手のほか、対局者名・対局日・対局場所・考慮時間などが記入された記録

1000

「DLmarket」は、様々なデジタルコンテンツを販売できるマーケットプレイスです。過去には、在庫として倉庫で眠っていた出版物をデジタル化し、「DLmarket」上で販売、流通面に課題を抱える企業の省スペース化と共に、新たな販路を提供してまいりました。

 日本将棋連盟においては、プロ棋士による過去約80年間の対局の一手一手を記録した手書き棋譜が蓄積されており、こうした棋譜は、先人の将棋に対する想いを学ぶ手段としても非常に重宝されています。
今回の取組みにおいては、昭和40年ごろから平成25年の間に行われた対局のうち、「初タイトル獲得」「トップ棋士四段デビュー」といった、社会的に話題になった対局の手書き棋譜より100局を厳選いたしました。これらの手書き棋譜に、プロ棋士による時代背景やエピソード、急所の局面解説を添えて、「DLmarket」にて初めて販売します。

編集を加えず、原本に忠実な手書きの棋譜からは、今では有名になった棋士が若かりし頃の記録係としての筆跡や、1手を差すまでにかかった時間の記載を通じて、歴史的対局における臨場感を読み取ることができます。

【商品概要】
『悠久の棋譜』シリーズ
販売価格 :全100局セット 10,000円(税別)/1局 300円(税別)

【販売する棋譜一例】
・第31期名人戦 第7局 大山vs中原 (昭和47年)
 大山時代から中原時代へ移行する象徴的な名人交代劇。特に、振り飛車といえば大山とされていた時に、中原は2勝3敗の劣勢から振り飛車を連採したことが話題となった。

・第45期王将戦 第4局 谷川vs羽生 (平成8年)
 前年に七冠を阻止し、王将を防衛した谷川に対し、六冠いずれも防衛して王将に挑戦した羽生。最終局となった第4局には200人近い報道陣が押し寄せた。「七冠達成」は将棋界では空前絶後のことといえる。

・第21期竜王戦 第7局 羽生vs渡辺 (平成20年)
 渡辺は連続5期目、羽生は通算7期目でいずれも「永世竜王」をかけた戦い、しかも羽生は竜王を除く6つのタイトルの永世称号を得ており、「永世七冠」もかかっていた。シリーズは渡辺から見て3連敗後に3連勝。それまでの将棋界のタイトル戦七番勝負には3連勝4連敗の記録はなく、こちらも話題となった。渡辺が勝って竜王防衛とともに初代永世竜王の資格を得るという、激闘の結末を迎えた。

 ディー・エル・マーケットでは今後も、様々なコンテンツホルダーとの提携を強化し、BtoCマーケットプレイスとしてのサービス価値向上に努めてまいります。

■日本将棋連盟について https://www.shogi.or.jp/
日本将棋連盟は棋士及び女流棋士(タイトル獲得者又は女流四段以上)の正会員によって組織される団体で、通常総会で2年ごとに選出された役員、及び事務局によって運営されています。将棋の普及発展と技術向上を図り、我が国の文化の向上、伝承に資するとともに、将棋を通じて諸外国との交流親善を図り、もって伝統文化の向上発展に寄与することを目的として活動しています。

■DLmarketについて 
株式会社オールアバウトの100%子会社であるディー・エル・マーケット株式会社が運営する、2006年11月にオープンした、デジタルコンテンツを自由に売買できるダウンロード販売専門のマーケットプレイスです。電子書籍やクリエイター向けの制作素材、学習教材、ソフトウェア、電子チケットなど、43カテゴリ・約20万点のデジタルコンテンツが日々売買されております。会員数は個人・法人あわせ約73万人。

 
 
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先:
株式会社オールアバウト 広報担当:柏原、柳
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