<消費税増税決定直後に聞く 家計と暮らし調査>
家計の実態ランキング発表!
~ 減らしたいもの全世代1位は「電気代」~
~ この冬は”家で楽しむ”「インドア家族」が増加で 家計もインフラ見直しがポイント ~
株式会社オールアバウト
総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウト(社長:江幡 哲也、以下「オールアバウト」)は大阪ガス株式会社(以下「大阪ガス」)と共同で、消費税増税決定直後の10月19日に、関西エリア(2府4県)と関東エリア(1都6県)20~60代の男女1,000名を対象に、家計と暮らし調査を共同で実施しました。主な調査結果は以下の通りです。
■家計で減らしたいもの全世代1位は「電気代」。減らしたくないものは「預貯金」等さまざま
■増やしたい支出は、「預貯金」「旅行費」「旅行以外のレジャー費」
この調査は消費税増税決定直後に行われました。まず家計で減らしたいものを尋ねたところ、全世代で1位に挙げられたのが「電気代」となりました。全体のTOP3は「電気代(49.3%)」「水道代(44.4%)」「ガス代(40%)」といった光熱費が挙げられ、生活インフラ費用を見直したい意向が鮮明となりました。一方、減らしたくないもの(≒家計で減らしたいもの下位10位)については、全世代で「預貯金」が1位となっています【表1】。
年代別に「減らしたいもの」を見てみると「通信費」の削減意向に特徴があります。20代で30%、30代で32.5%、40代で40%となり、年代が上がるごとに「通信費」を削りたい意向が高まることがあきらかとなりました【表2】。このことは、20代にとっての「通信費」は「食費」や「外食費」よりも削れない必要経費として捉えられ、40代にとっての「通信費」は、「電気代」「水道代」「ガス代」と同じように、節約できるものと捉えられていると推測されます。
・今夏、家で過ごすことが増えた家庭は約6割。半数が今年の冬も家で過ごす時間が増えると予想
・今年減ったのは「外食費」・「被服費」・「電気代」。消費もインドア傾向
・家での過ごし方ベスト3は、「テレビ視聴」「のんびりと過ごす」「家事」
・20~40代の世帯は動画や音楽の「サブスクリプションサービス」や家事の時短につながる
「調理家電」、50~60代の世帯は、「生活家電」「パソコン・周辺機器」に関心
10年前と比較して家で過ごす時間が増えたかを尋ねると、増えた(「増えたと思う」と「まあ増えたと思う」の合算)が60.8%となり、家で過ごす傾向が高まっていることが伺えます【グラフ1】。また、今年の冬に家で過ごす時間はどう変化するかを尋ねたところ、53.7%が増えると思う(「増えたと思う」と「まあ増えたと思う」の合算)と回答し、外出よりもインドアな余暇を志向する傾向がこの冬も続く見通しであることがわかりました【グラフ2】。
昨年より減った費用項目として「当てはまるものがない(42.8%)」が最も多い結果となりましたが、次いで「外食費(17%)」「被服費(14.8%)」「電気代(14%)」「旅行費(13.5%)」が挙がり、消費もインドア傾向であることがわかりました【表5】。
また、今年の冬家で過ごす時間が「増えると思う」と感じている人に、家での過ごし方を聞いたところ、「テレビ視聴(38.4%)」「のんびり過ごす(28.4%)」「家事25.5%」となりました。【グラフ3】。
生活者の興味・関心事を尋ねたところ、20~40代の世帯は動画や音楽の「サブスクリプションサービス(20代57%、30代52.5%、40代36%)」や家事の時短につながる「調理家電(20代30.5%、30・40代22.5%)」に関心を持っていることがわかりました。50~60代の世帯では「生活家電(50代25.5%、60代31%)」のほか「パソコン・周辺機器(50代22%、60代32.5%)」に関心を持っていることがわかりました【表6】。このことは、外出よりも家で余暇を過ごす時間が増えた家族が“家に居ながらにして”できる趣味・レジャーを嗜好し、家で過ごすことを楽しみたいと思う=「家充」の傾向による影響だと推測されます。
・安いだけは卒業、「自分が大事に思うことを基準に選びたい」と9割が回答
・関西は「定額制で使い放題」・「サポート体制の充実」も重視
・自分の家庭やライフスタイルに合った電力などのインフラ見直しプランに全国の8割が関心示す
商品やサービスを選択する際に重視することを尋ねたところ、各年代共に「価格の安いことを重視(「まあ重視している(53.6%)」・「重視している(35.6%)」の合算)」が89.2%、「自分や家族のライフスタイルや価値観に合うことを重視(「まあ重視している(59.1%)」・「重視している(31.4%)」の合算)」が90.5%となり、価格の安さだけでなく、大事に思うことを基準に選択したいという生活者の意向が明らかとなりました【グラフ4】。
■All Aboutガイドによる解説
All About「節約」ガイド:矢野 きくの 家事アドバイザー・節約アドバイザー。女性専門のキャリアコンサルタントを経て女性が働く為には家事からの改革が必要と考えて現職に。家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ、雑誌、講演ほか企業サイトや新聞での連載。TVクイズ問題の作成や便利グッズの開発にも携わる。 |
消費税増税決定のニュース直後に行われた今回の調査では、「電気」「ガス」「水道」の生活インフラ費用や、20~40代でベスト10に入った通信費をはじめとする家計で継続的にインパクトのある固定費用の引き締め意向がより鮮明に表れた結果となりました。
生活者のライフスタイルの変化と家計に注目すると、年々「異常気象」と言われるニュースが増えている中で、今年はとくに猛暑や台風の影響も強く、家で過ごす時間も増え、この冬の見通しについても「増えると思う18%」「やや増えると思う36%」との回答を合わせると約54%の人がこの冬も引き続き家で過ごす時間が増えるだろうと予想しています。
現在の家での過ごし方のベスト3が「テレビ視聴」「のんびりと過ごす」「家事」となりましたが、今後は家で過ごす時間が増え、よりいっそう家での生活を充実させたいと考えるようになり、20~40代の世帯においては、家で楽しむことができる動画や音楽の「サブスクリプションサービス」や家事の時短につながる「調理家電」に関心が集まりました。50~60代世帯においては、ネットショッピングをもっと利用したいという意向が50代で38%、60代で34%となったことも関係し、「パソコン・周辺機器」がベスト5までにランクインしています。
また、今年減った支出に「外食費」「被服費」「旅費」が挙がった調査結果からも分かるように、家で過ごす時間が増えたことから家計での支出にも変化が表れ、さらに来年減らしたい支出に「電気」「ガス」「水道」があげられていることからも、家で過ごす時間を充実させる商品やサービスにお金を使いたく、それ以外は節約したいという意向が見えます。
現在は小売店と宅配クリーニングサービスのセットや、携帯電話やスマートフォンのキャリア契約と動画配信サービスのセットなど、「家充」サービスの選択肢も広がってきている中で、「安いだけは卒業、自分が大事に思うことを基準に選びたい」と90%が回答しているように、従来の金額だけで決めるのではなく、自分の満足度が高いことへ支出することへの意識が高まっています。
関西地区においては、「定額制で使い放題」・「サポート体制の充実」が重視されていますが、このように自分はどのようなことを重視するのか、どのようなことには時間を使いたくないのか、またその時間を使いたくないことに対してどれくらいの費用をあてられるのかを、それぞれがしっかり考えて商品やサービスを選択することが重要となってきます。
自分の家庭やライフスタイルに合ったインフラ見直しプランに全国の82%が関心を示しているように、これからの家庭での支出は単一的なものではなく、より個々のライフスタイルにあわせたものとなっていくことが予想されます。特に全世代で「減らしたい」意向が強い結果となった「電気代」の見直しに関しては、家族のライフスタイルに「家充」の傾向が見受けられ、併せて家でテレビやインターネットで動画や映画鑑賞をして過ごしたいという意向があることから、「電気代」の節約と「定額制動画配信サービス」があわせて選択できるプランなどへの関心は高まるものと推測されます。
■調査概要
・対象エリア :関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、関西(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)
・対象者条件 :20~60代の男女
・サンプル数 :性年代各50名ずつ、計1,000名
・調査手法 :インターネット調査
・調査期間 :2018年10月19日~10月24日
■オールアバウトについて URL:https://corp.allabout.co.jp/
約1,300のテーマごとに、専門の知識や経験を持った人=「ガイド」が、その分野に関する信頼性の高い情報を提供する総合情報サイトを運営。2001年2月15日のサイトオープン以来、順調にユーザ数を伸ばし、月間総利用者数は約2,500万人(2018年7月実績)となっています。「あなたの明日が動きだす」というサイトスローガンのもと、システムだけでは到達しない満足度へ“人”がナビゲートするサービスです。
■大阪ガスについて URL:http://www.osakagas.co.jp/
ガス・電力事業を国内外で展開する「総合エネルギー事業者」へ進化するとともに、材料ソリューションなどの領域で事業拡大を進めお客さまや社会の期待にお応えする企業グループを目指しています。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先:
株式会社オールアバウト 広報担当:柏原、安田
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